吸指癖があると、くわえた指の分だけ上下前歯の間にすきまができ、開咬になる場合が多いです。
上の例は、親指を上に向けて上顎に押し当てるような指しゃぶり(拇指吸引癖 ぼしきゅういんへき)をしています。
指しゃぶりが歯ならび・かみ合わせを悪くすることは良く知られていることだと思います。
3歳ぐらいまでの指しゃぶりは、生理的行動として考えられていますので、無理にやめさせる必要はありませんが、5~6歳以降で指しゃぶりが残っている場合は、積極的にやめさせるように指導すべきです。
また、指しゃぶりは心理的な問題を反映しているとも言われていますので、その点も考慮する必要があるでしょう。