乳歯列期~混合歯列期(歯のはえかわりの時期)の小児を対象とします。
治療の目的は
1)不正咬合の原因となる機能的な問題(舌の癖,口呼吸など)の是正
2)上顎と下顎の位置関係不正の治療と予防
3)なるべく28本の永久歯が上下顎内におさまるような環境整備
4)歯のはえかわり期間中の上下顎の発育および歯ならびの経過観察
などです。
具体的には、上顎の拡大を中心とし、あわせて機能的矯正装置による口腔周囲の環境改善や上顎前歯4本の歯ならびの改善などを行います。
さらに、上顎と下顎の位置関係不正が残存する場合、その症状に応じた装置を用いて是正を行います。
なお、実際の治療メニューは検査・診断により決定します。
口腔内の処置と並行して、不正咬合の原因となる機能的な問題を是正するための指導(筋機能訓練)なども行います。