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2009年7月17日金曜日

診療の流れ② 全体的な歯の処置と歯周病に対する処置

ムシ歯,歯周病やかみ合わせを含めた口腔内の全体的管理をご希望の場合、診療の流れは以下のとおりです。


1。検査・ブラッシング指導

口腔内全体の様子を把握するために、以下の検査を行います。

パノラマX線写真(全体のレントゲン写真)を撮影します。

②必要に応じて、適宜、デンタルX線写真(小さなレントゲン写真)を撮影します。

③必要に応じて、口腔内写真を撮影します。

④歯肉溝(歯と歯肉の間の溝)・歯周ポケットの深さ,動揺度(歯の揺れの程度),プラークコントロールレコード(歯の汚れの記録)の測定・記録(歯周組織検査)を行います。

これらの検査の後に、

⑤プラークコントロールレコードに基づいてブラッシング指導を行います。

⑥機械を用いて歯の表面の汚れを除去し磨きあげ(機械的歯面清掃)、歯に汚れがつきにくい状態にすると同時に、口腔内細菌数の減少をはかります。

以上で検査日の処置は終了です。

次回来院日までに、諸検査により採取した資料に基づいて、現状の口腔内状態の評価分析診断治療計画の立案を行います。

皆様にはご家庭で、ブラッシング指導でご説明したていねいなブラッシングを継続していただきます。


2。診断

検査データを基に、以下の内容についてご説明します。

現状の問題点について、以下の項目に分けてご説明します。

歯周病の程度,範囲

ムシ歯の本数,部位,カリエス(=罹患歯質 りかんししつ :ムシ歯になっている部分)の大きさ

修復・補綴物(コンポジットレジン充填,インレーやクラウン,ブリッジ,義歯)の状態

歯ならびかみ合わせの状態、およびその問題点


今回の一連の治療計画についてのご説明します。内容は以下のとおりです。

治療方針

・今回の治療で処置する部位修復方法

・予定している処置手順および処置回数の目安

処置後の見通し ・経過観察(メインテナンス)のポイント時期,内容の概略

以上の内容についてご理解・ご了承をいただいてから、治療・処置を開始します。


3。歯と歯周組織の処置

診断でご説明した手順にしたがい、処置を進めていきます。

処置は原則的に歯の処置と歯周病に対する処置と並行して進めます。


A。歯の処置

カリエスの大きさによって処置法が異なります。以下にその例を記します。

ⅰ)小さなカリエスの場合

カリエスを除去した後、セメントまたはレジン(白いプラスチック)などによる充填修復を行います。


ⅱ)歯髄腔近くまで進行した大きなカリエスの場合

カリエスが大きく歯髄腔(しずいくう:歯の神経が入っている部分)付近まで進行している場合は、まず、カリエスを除去して歯髄(歯の神経)を保護する処置を行います。

この後、ある程度の期間経過観察を行い、痛みなどの症状が出ないことが確認できたら、上記ⅰ)の修復処置を行います。

経過観察期間中に痛みなどの症状が出た場合は、下記ⅲ)に準じて歯髄除去を行います。


ⅲ)カリエスが歯髄腔内まで進行している(歯の神経が感染している)場合

①歯髄(歯の神経)の感染が考えられますので、まず歯髄を除去します。

歯髄を除去した後、空になった歯髄腔(=根管)の洗浄・消毒を行います。歯の状態により、根管の洗浄・消毒には1~数回かかります。

根管の洗浄・消毒後、根管を薬剤と合成樹脂で充填します。

歯冠修復に先立ち、レジン製もしくは金属製のコア(土台)を作製・装着します。

コアの形を修正し、型採りを行います。

⑥硬質レジン製,金属製などのクラウン(被せモノ)を装着し歯冠修復を行います。

歯冠修復・咬合改善のための型採りおよびクラウン・ブリッジの装着は、歯周病に対する処置の終了後に行います。

歯周病に対する処置中は必要に応じて暫間的歯冠修復物(仮歯)を装着します。




B。歯周病に対する処置

スケーリング

歯と歯肉の間を機械を用いて清掃します。

歯頸部(歯冠と歯根の境目)付近の歯石や汚れの除去し、歯肉の炎症を抑制します。


再評価(歯周組織検査2回目)ブラッシングの再評価(ブラッシング指導2回目)

歯周ポケットの深さ・動揺度の変化をチェックし、スケーリングの効果判定を行います。

プラークコントロールレコードにより、ブラッシングの改善度をチェックし、磨き残し部位についてブラッシング再指導を行います。


スケーリング・ルートプレーニング(SRP)

2回目の歯周組織検査で歯周ポケットが残存している部位に対し、器具を用いて歯根面の歯石や汚れの除去歯根面の平滑化(根面を磨き、凹凸をなくすこと)をはかります。

歯根周囲の炎症を抑制するとともに、歯石や汚れをつきにくくして、炎症の再発を抑制します。


効果判定(歯周組織検査3回目)ブラッシングの再評価(ブラッシング指導3回目)

再び歯周ポケットの深さ・動揺度の変化をチェックし、一連の歯周病に対する処置の効果を判定します。

プラークコントロールレコードにより、ブラッシングの改善度を再びチェックし、磨き残し部位に対しては、さらにブラッシング指導を行います。

歯周ポケットが抑制されていれば、機械を用いて歯のクリーニング(機械的歯面清掃)を行い、歯周病に対する処置は終了です。


※ スケーリング,スケーリング・ルートプレーニングでは通常、痛みを伴います。

※ 日頃から丁寧なブラッシングを継続されている方の場合は、痛みも少ないようです。

※ 歯周病に対する処置が進行し、炎症が抑制されてくるとともに、痛みは和らいでいきます

※ 処置の際は、必要に応じて表面麻酔や注射による浸潤麻酔を併用します。




C。クラウン・ブリッジ・義歯などによる咬合回復処置、など

大きなカリエスにより歯の神経や歯質の大部分が失われた場合はクラウン(被せモノ)による歯冠修復を行います。

歯が失われた部位に対しては、ブリッジまたは義歯などによる咬合回復処置を行います。


※ 歯の欠損状態によりブリッジが可能な場合,ブリッジが不可能義歯のみ適応可能)な場合があります。

※ クラウン・ブリッジによる歯冠修復・咬合回復処置は、歯周病に対する一連の処置終了後に行います。

※ 歯周病に対する処置中は、必要に応じ暫間的歯冠修復物(仮歯)を装着します。




以上、治療方針に基づいた一連の処置が完了したら、チェックブラッシング指導クリーニング口腔内写真撮影などを行い、今回の一連の治療は終了です。

以降、定期的なメインテナンスへ移行します。